先日、少し気になる機会があり、「ものは試し」と、とある施術院へ足を運んできました。
私自身、日頃からお客様のお体をケアさせていただく立場として、他の場所がどのような施術を行っているのか、純粋な興味と期待を持って伺ったのです。
ですが、そこで経験したのは、一人のセラピストとして、そして一人の客として、深く考えさせられる出来事でした。
心と体を預ける場所の「本当の安心」とは?
その治療院では、私が「肩と腰が不調です」とお伝えしただけで、過去に繰り返している腱鞘炎や、かつて指摘されたことのある甲状腺の状態などを見抜かれました。
「なかなか鋭いアプローチをするな」と、最初は感心したのです。
「鋭い見立て」の裏にある違和感
しかし、お体を預ける上で、どうしても拭えない違和感がありました。それは、店内の衛生面への配慮。そして何より、施術が進むにつれて募る「不安」でした。

現代の施術において、首(頚椎)を急激にポキポキと鳴らすような強い施術は、厚生労働省からも注意喚起がなされているほどリスクを伴うものです。十分な説明や事前の確認がないまま、そのような強い刺激が行われることに、強い危機感を覚えました。
さらに驚いたのは、施術の終盤です。 何の説明もないまま突然、口の中に指を入れられるマッサージが始まり、結果として唇や口内から出血してしまったのです。
口腔内の施術は、本来、専門の医療知識(歯科医師など)や厳格な衛生管理、そして何より「事前の丁寧な説明と同意」が絶対に必要なデリケートな領域です。
体を預ける場所に必要な「納得感」
今回の経験を通じて、私は強いショックを受けると同時に、自らのサロンのあり方を改めて深く見つめ直すきっかけをいただきました。
どんなに変化が期待できるアプローチであっても、そもそもセラピストの範疇を超えた施術はしません。そして、
- 安心して横になれる、清潔で静かな空間があること
- お客様が不安に思うような、急で強い刺激を行わないこと
- 今から何をするのか、なぜ必要なのかを必ず言葉で説明し、ご納得いただくこと
これらが守られていなければ、本当の意味で心と体がゆったりと整うことは難しいと感じます。体は、恐怖や不安を感じた瞬間に、緊張してこわばってしまうからです。
当サロンにお越しいただくお客様は、日々お仕事やご家庭を懸命に支え、慢性的な肩や腰の重み、疲労感を抱えていらっしゃいます。 だからこそ、「一時的な癒し」ではなく、信頼してお体を預けられる「確かな安心感」を求めてご来店くださっています。
「感覚」ではなく「丁寧な確認と分析」があるから安心できる
当サロンでは、まず、今のお体がどのような状態にあるのか、姿勢のバランスや動きのクセなどを丁寧に評価(客観的に確認・分析)することから始めます。
「なんとなく疲れている」の背景にある理由をプロの目でしっかり見極め、きちんと言葉でお伝えした上で、お一人おひとりに合わせたオーダーメイドのケアを組み立てていきます。
お客様の負担になるような強い力をかけるケアや、お声がけのない急なアプローチは行いません。静かで落ち着いた空間をご用意して、安心できる時間を何より大切にお待ちしております。
「ずっと体がすっきりしないけれど、どこに行けばいいか分からない」 「説明のないケアや、根拠のない強い刺激は不安」
そんな風に感じている方にこそ、心からリラックスして、お体が心地よく整う感覚を味わっていただきたいと思っています。
一息つきに、どうぞ安心してお越しくださいね。
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